
芋の花、クリアしました。(→前回)
最後までみっしり詰まった面白いゲームでした🌼🍠

なんてうらやましい連中だ…。
最終(?)ステージは霊とアンデッドの住まうダンジョン。ハッキリ言って鬼畜の部類に入る
霊はともかく武器持ちのネズミや骸骨が一発KOしてくるんだから話になんねーよ

最近のゲームらしく何かと親切な設計だった今作だが、この辺からちょっと案内が優しくない感じになり始める。バリスタのボルト集めとか、必須でも何でもない隠し通路の仕様とか…分かるか!
鎮痛剤を欲しがっていたおじいちゃんの存在を完全に忘却していたことを謝罪いたします…。あんな序盤に一瞬喋っただけの商人が深層行きの片道切符になるなんて刺激的でファンタスティックだろ

用意しまくった割にそこまで苦戦しなかったラスボスドラゴン。ボルトを一本ケチったので終盤ジリ貧でした。コイツの手前にいる四天王ボスが(蜘蛛以外)やたら強かったのもあり、非常に良心的に感じられましたね…。ワイバーン・ゴーレムの撃破は、このゲームで唯一レベリングを要した部分だった。
あと五階の群れガイコツどもは絶対に許さないよ
一体でもめんどいのに四体もいて、しかも連戦しないと奥の部屋に入れないなんてそんなんアリ?

無事にエンディングへ。詳細な内容は載せないけど。
ラストのシーン、チーフの過去の事もありちょっと泣きそうになってしまった…。
【ゲーム的な感想】
クリア時間は15.6時間。実績は16/26解除。
・堅実で優しく、製作者の方の知見の広さを感じるシナリオでした。悪者を倒せー!みたいなお話ではなく、ただただ現実的に組織というもののままならなさ・それでも歴史上に確かにあった各々の思惑を感じながら、「芋の種」ひいては人が飯を食える未来のために邁進するなんて…とっても頑張れちゃいますよね。
・丁度いいボリューム。裏ダンはないらしいが、お話的にはそれでいいと思う。
・音楽がループしないのがかなり気になった。ミニマムな雰囲気のグラに、煽情的なピアノやオケがあまり合っていないような気が…と思っていたらフリーのBGMだったらしい。
・バトルシステムは奥深く楽しい。クールタイムや精神力の消費、パッシブとアクションのバランスが程よく調整されていたと思う。普通にやってりゃクリア位のタイミングでほぼ全スキル取れる優しい仕様なので、気楽に色々試せます。
・敵の種族、浮遊/接地、装備などの区分がちょっとわかりにくかった。ミイラはガイコツなのか生物なのか霊的存在なのか…?一部、特定の属性や状態異常技が効きづらい敵がいたが、そういう相性が図鑑等でも確認できずマスクデータ状態なのがちょっと困る。どっかで見られるのかな?

自分のPTは前衛ナイト・中衛シャーマン・後衛ウィザード。
世界樹風に言うとパラディン・ドクトルマグス・アルケミストかなあ。
適当に組んだにしては、バランス良いでしょ?交代の必要を感じるタイミングもありませんでした。
他の方のレビューで、「ウィザードが強い」「ナイトが弱い」的な内容があったが…おそらくその人は火力重視なんだろうな。実際、ウィザードは火力とコスパにおいては他の職を見るまでも無くトップクラスだろうが、紙装甲・行動が遅い・回復や回避の手段を持たないという致命的な弱点を庇ってくれる他職がいてようやく輝ける存在だと思う。火力も、敵にデバフが入っていなければそこまで目を見張るほどでもない。
ナイトの「庇護」「粉砕」、シャーマンの「酸の雨」「足払い」でお膳立てをしまくり、ウィザードがバ火力魔法を撃ち込む方式で大半の敵を打ち破ることになりました。ナイトは防衛面において八面六臂の活躍でしたよ。さすがにナイトは格が違った
…ちなみに、なんであんなに氷柱が強いんですかね?初期も初期の技なのにラスボスの体力の大半を氷柱で削ることになりましたよ。ポイントつぎ込んで覚えた地魔法風魔法はどれも火力がしょぼいし…。ハーッ氷柱氷柱氷柱氷柱
適当に組んでも死に職がなく、どの技も大なり小なり使い道があるというのはすごいことですね。


始めたての頃の拠点と、クリア後の拠点。なんか色々増えてる。
迷宮の中のどうでもいいアイテムを拾ってきては飾る調査隊たち。こういう特にゲームシステムには関係しない部分がこれまたかわいい。

探索中にメニューを開くとこういう俯瞰画面になるのだが、PTの面子がそのマスに合った色々なポーズをしているのが凝っていて好きだった。これは通路の向こう側を見ているところ。なぜかナイトは警戒心の高そうなポーズをしていることが多かった。前衛だから?
細部の造り込みが凄まじい、とにかく愛を感じるゲームでした。
新作…待ってるよ…