
基本的にはゲーム内での登場順に沿いつつ、1枚目がペルソナ3寄り、2枚目がペルソナ4寄りの曲順収録。自分はP4ルートしかやってないので聴いたことのない曲もあったり。
それぞれの曲への作曲者の方のコメントが書かれたブックレット付き。これは嬉しい
PQやってるとき、「今回の曲はなんだかのっぺりした音色で印象に残らんなあ」なんて思ってたんですけど、こちらのサントラで聴いたら全然そんなことなかったです。すみませんでした。重厚感のある生々しいサウンドで、ゲーム内で聴くのとは桁違いの聴き応えです…!
ゲームのBGMは多分ハード的な制約や容量のための圧縮によって音が削れちゃってたのかな。3DSだしね。なんてもったいない…。
これからいっぱい聴いて、PQ曲のみりきを再発見していきたいもんですね。切にね。

P4U同様、本編の曲を作曲者とは別のコンポーザーがアレンジした…おまけ版?アレンジ版?ご褒美版?ですね。表がP3主人公、裏がP4主人公です。

- MAZE OF LIFEの終盤に入ってるビブラフォンみたいな音綺麗ですね
- 通常戦闘曲(Light the Fire~)って、こんなに音圧高かったんですね。トランペット?が高らかで気持ちいいですね。ただこんな繊細な音、3DSから出せるわけないんだよなあ
- TAKOYAKIってマヨナカ横断ミラクルクイズのアレンジか!と思ったけどもしかしてKuma Kuma Circus!のメロディも入ってる?そういうの大好き
- ごーこんきっさでショウ君(合成音声)に質問される時の曲名が「It’s ショウ Time」で笑った。作曲者の方曰く「何度も聞いてると無性に腹が立ってくる」とのことでした
- 同じく恋愛系ダンジョンのりせの影の曲、「It’s Show Time!」に掛けてる…?
- F.O.Eを含めたボス曲は5曲ありますけど、どれも方向性が似通ってるような…。おともだち戦とか、もっと禍々しくてもよかったかも?
- ボス自体は悲しい出自なのに、Bメロやサビが普通のボスっぽい、むしろ陽気な感じに聴こえて拍子抜け感がなくもない。アレンジ版を聴いて尚更そう思った。

どうやらこの曲はエリザベス戦の延長線上にある裏ボス戦的なやつのBGMらしいですね。
エリザベス戦関係の依頼は大体やったつもりだったけど、どうやら何かやり忘れてたらしい。
変な珠集めさせられたりあのペルソナが召喚できるようになる云々みたいなこと言ってましたねそういえば。まあいいか…

…読み込みがアホほど遅くて読めたもんじゃない。
画像が印刷用のまんまで、電子書籍用のサイズに調整されてないんだろう。雑な仕事ですね…
今から買う人がいたら、たとえ高くても実本を買うか、kindleアプリで丸々DLしてから読むことをオススメします…。
内容はまあ無難で、嵩増し感があるっちゃある。300ページくらいあるが、そのうち3分の1はゲーム内でも見られる要素の再掲、3分の1はアニメのラフやコンテで、この本ならではの独自コンテンツはせいぜい80ページぐらいしかない。
キャラ紹介やコラムの内容も言ったら悪いが二次創作感が強く、しかもゲーム同様キャラの単純化が著しい。千枝ちゃんは肉ネタしかないのか。クマの扱いはここでもひどいのか。P4U2の設定資料集みたいなのを期待してると肩透かしを食らうかもしれない。
ただ自分の目当てだった、副島先生のラフ画やデザイン画、他スタッフへの指示なんかはたくさん載ってたのでたいへん満足。キャラの髪型や体格、細かいアクセサリ類に至るまで流石のこだわりをお持ちなんだなーというのが伝わってきましたね。
今作から登場したキャラの善と玲についてはかなりキャラデザに試行錯誤が重ねられたらしく、その軌跡や経緯もラフ画と解説付きでしっかり載ってます。
またデフォルメ調の絵柄で既存ペルソナキャラを描くとなった時の模索についても色々と載ってたり。初期案の絵柄(p181等)は確かにちょっと不気味の谷感があるというか、既存キャラをかわいい頭身にデフォルメするのに何かと苦心したんだろうなというのが窺えますね。普段繊細なタッチで人物の顔つきを描き分けているからこそ、それを一気に省略したり変形させて描くのは大変だったでしょうね…
絵柄の方向性が決まってからのラフスケッチ(pp.182-183)は一気に「あっ…か、かわいい」と感じられるバランスになっていてすごいなーあこがれちゃうなー。いやホントに。
普段世界樹シリーズのキャラデザインを手掛けている日向氏&長澤氏が今作のボスおよびF.O.Eを担当されているということで、そのデザイン画や没案も収録されています。お化け屋敷のF.O.Eに気合を感じる…
ハートの女王様の頭に載ってるでっかい王冠、髪の毛だったんですね。…玲の髪と同じ色ですね。女王様の元ネタは言動的に玲の母親では?いやいやでもそんな証拠ないし…なんて思ってたんですけど、もしかしたらそういう可能性もあるのかも?女王様のもとになったのは玲の母親じゃなく、宝を絶対に見られたくない玲本人の心かもしれませんけどね。イタイワネッ
ラスボスが善に寄せた見た目であることからも分かるように、善玲のデザインが決まってから敵のデザインを考えたんでしょうし、女王様と玲(ないしその母親)のデザインに関連性がある可能性はなきにしもあらず…?
レベルが一番低いメンバーが自分ももっと使ってほしいと話しかけてくるイベントがあるんですが、その一覧があったのもよかったですね。普通にプレイしてたら全員分は見られないし。
…台詞がフルで載っているわけではないので、全部見たいぜ!という場合は有志製wikiの台詞集を見るのが手っ取り早いと思います(オイ)。
ディレクターの方などによるクリエイターズインタビューも見所ですね。
こういうメイキングというか、どういう意図や思惑を以て作品が作られたのかが分かるお話が好きなので楽しめました。
絵と違って内容書いちゃうとただの転載なので多分な引用は控えますが、>堂島と足立のナビも入れたかったという話がありました。
本編に登場しないとか
そんなことはどうでもいいから
入れろ!今すぐその二人のナビを実装しろ!!!
いや堂島さんは無理か…そうか…
というか>足立なら嘘の情報を話すはなんか違くね?となったのでそんな雑な実装されるぐらいなら無かった方がいいかな、ウン(賢者モード)。
高校時代の堂島を登場させて千里さんとのなれそめを描こうと思ったけどボツになったみたいな話もありましたが、本当にボツにしてくれてよかったです。P4寄りの話になりすぎるとか、そういう問題じゃないだろ…。「既存キャラの過去にメスを入れる」ことに対してもっと慎重になったほうがいい。
足立ナビに関してはU2のナビが完成されすぎてて、キャラ崩壊起こしまくりのQ制作陣にあれが越えられるとは思えないしね…。でも…あったらDLC買っちゃってたかも……という思いはある。心がふたつある。でも足立は自分にメリットのない嘘は基本的につかないでしょうから、やっぱりその状況で嘘の情報流してくるのはおかしいわ。
あ、DLCはDLCでもマガツイザナギはいらないっす…。自分はマガツイザナギを使っていいのはこの世で足立透ただ一人だと思ってるので…。P4Gでも作ったことないし、今後P5をプレイする際もDLC部分は完全に無視しようと思ってます。
いきなり厄介オタクの部分が露呈してエゲツないぐらい脱線しましたけど、とにかくサントラも資料集もペルソナQの新しい見方を提供してくれるいいファングッズでした。
ゲームはクリアしたら終わりなんじゃない…!そこからが始まりなんだ…!
さてもう一周サントラ聴いてくるか…