(↑公式ツイッターより)
【8話】
ククルシカ騒動(劇場版)。
スリープポッドをポイポイしただけの原作に比べて非常にゴアゴア。
人狼における処刑＆死亡をコールドスリープ＆消滅に置き換えた気配りはどこへ…。おそらく開発中にはあったであろう乗員を消す時の台詞をなくしたバランス感覚はどこへ…！
我ながら浅ましいと思うんだけど、ゴアゴアタイム中に「頼むからシピとコメットだけは映らないでくれ」と思ってしまった。他はいいのかよ。まあ…相対的にはいい…。
ラキオの白目死体も、自分はラキオ推しじゃないので特に感情はなかったが、これをシピでやられてたら9話以降は絶対見ねえなあ。ラキオ・SQ・セツ推しは気の毒ですね。結構デカめのパイやと思うけどなその人達。
そんなシピ、今話もキャラが違いすぎ～～～ッ
シピはね、人間側の時もグノ側の時も常にふわふわしてて何考えてるか分かんない謎の男じゃないといけないの。グノになったからってあんな言い訳がましく攻撃的に「お前はそう言うしかねーよな」「沙明がいいなら俺もいいだろ(要約)」とか言わないの。恒常コマンドが「疑う」「かばう」「雑談する」しかなくて、議論を頑張る気自体があんまりなくて自分が追い込まれてるってのに急にクソデカ欠伸したりしないといけないの。沙明とギスギスレスバしたりしないの。「ははっ、そうカリカリすんなって」の精神、どこへ！！
お前なんかシピにゃんじゃない！ﾃﾞﾃﾞﾃﾞﾃﾞﾝﾃﾞﾃﾞﾝ ﾃﾞﾃﾞﾝﾃﾞﾃﾞﾝﾃﾞﾃﾞ
EDで見せてたグノ顔も残念。5話の時点で分かってたことだけど違いすぎる。
全員赤目になるのは分かりやすさ優先のため仕方ないとしても、シピのグノ顔に至ってはもう機序からして違うやんけ。グノシピが正体を明かす時、人間の部分が目を瞑ってシャットダウンするのはなんでだと思う？不敵に笑ってみせたりなんてしないのはどうしてだと思う？
それを考えもせずにオリジナルグノ顔をプレゼント、っていうのは嬉しくないですね？考えた上で変えたんなら全くセンスがありません。去れ
今回に関しては議論どうこうはどうでもよく、ククルシカ大暴れがメインに据えられているので、そこに対する感想が初見時は演出にビックリしました～とてもアニメらしいと思います～位しか無い以上、もう書けることもないのでこの感想文は早くも終了ですね。次話に期待だ！
散々言われてるけどセツの「今までで一番穏やかな終わり方かも」は、3人消された状態で言っちゃいけないよね。原作なら初日だから全然おかしくないけどさ…。前話のステラ説得のガバガバ感といい、なんか脚本のロジックが低いですゾ？となる部分が毎話毎話にリンダリンダですね。
あとはコメットの「ようこそグノーシアの世界へ」が意味分かんないってことぐらいか。
もういいや。アニメのコメットに期待するのはやめる。私のセーブデータのコメちゃんの元に帰ります。元気でかわいいヤツなんだ。少年みたいな声しててさ…。ちなみにこの前二人でグノ側になったけど「一緒にガンバろうな？僕も、おんなじグノーシアだからさ！」って耳元でデカい声で言ってきてかわいかったなー(幻覚)
最近はもう、原作ゲームの再現性とかの事は考えないようにしています。
なまじ原作をやっている人間だと、ゲーム内での自身の体験(怖い夕里子に反論でボコられる、レムナンに粘着される、グノオトメがクソ固い等)も含めてその作品だと思うもんなんですよね。だからその辺りが再現されていないとガッカリしてしまう。
それと「ゲームで描かれていないものはアニメでも描かれないはずだ」と考えて、いざ予想外のものが飛び出してくると「お前なんてグノーシアじゃない！ ﾃﾞﾃﾞﾃﾞﾃﾞﾝﾃﾞﾃﾞﾝ ﾃﾞﾃﾞﾝﾃﾞﾃﾞﾝﾃﾞﾃﾞ」してしまう。
レーティング的な意味でもね。原作で匂わせるだけで済ませた悪趣味部分は、アニメでもそう描かれやしないだろう…ザンネンでしたー！期待は裏切らないZE？みんなの死体出しまーす！→エエーッ( ﾟДﾟ)ってなっちゃう。
勝手に期待して勝手に落胆するのは無駄だと思いませんか。
なので「グノアニはあくまで原作のテキスト部分と乗員ステータスだけを見て、脚本家がアニメらしくなるよう換骨奪胎したもの」と考えるようにしました。乗員ステータスだけ見てる説を根拠にすれば、シピがやたら積極的で仕切り屋なのにも納得がいく。ステータスだけ見ればバランスのいいシピ選手だよね、数値だけ見ればね。
そう考えれば、アニメがインパクト優先で作られてるのはしょうがないしむしろ良いことだよね。アニメ見てる人が喜んでるんならいいんじゃない、今回のホラー映画風ククルシカも。
でもなあ…こんなかわいいSQ(SQ)ちゃんがあんな血まみれ現代アートになるのはなあ…
一つ疑問なんですけど、このアニメにプチデポのシナリオ兼プログラム担当の方はどれぐらい関わってくれてるんですかね。スタッフさんは複数人いるそうですが、私はグノーシアという作品の”脳”の部分を作り上げたのはこの方だと思っています。それぐらい、かの方のSFへの造詣に支えられたテキスト・システム・世界観構築の功は大きい。
仮にグノーシア2発売のニュースが飛び込んできた時、この方だけ続投して他のスタッフは総入れ替えされていたとしても、私は”グノーシアの続編”としてそれを買うでしょう。逆だったら買わんなあ。脳が違ったら別人だもん。
正直、乗員達のアニオリ台詞に、一切の外連味を感じないんですよね…。解釈違いどうこう以前にパワーが足らんよ。「ついでに殺していったら？」やで？「ここが私のルビコン河」やで？「ちょっと出しゃばリズム感？」やで？「パァブリックエーネミィー！ハッハァ！」ですよ？凡人には出せないセンスしてるよね。この尖ったセンスが全く感じられないので、やっぱりアニメの乗員たちは絶対にパチモンだし、あの方はちゃんと監修できていないんじゃないかと疑っちゃう。
テキストメインのゲームのアニメ化で、科白部分がお粗末っていうのは、とっても悲しいことなんですよ。