今年遊んだゲーム(2025)

ほぼグノーシアとスタバレしかやってなかった今年。
スタバレはまだクリアしてないので来年に回します。


【クリア済み】

・Papers, please

言わずと知れた国境審査ゲーム。📢< エウアーディエ、アーディエ
不具合でスクショが撮れなかったのでこの画像しかないです、すみません。
ただの事務的間違い探しをここまで魅力的に仕上げたシナリオ・グラフィック・音楽の偉業もさることながら、プレイ時間のほとんどが不動の一画面だけにも拘らず、これだけ広い世界を描いてみせる発想のうまさには感服した。

冷戦時代のソ連~東欧のキナ臭さは、ことエンタメの世界においては蠱惑的なフェロモンへと翻る。寒風吹き荒ぶ灰色の空の下、ほっかむりをした老婦人が差し出した不足まみれの書類群を、審査官のあなたは突っ返そうとする。「わかっています。でも…どうか通してください。お願いします、母国に戻れば殺されます」そこには、ただ正解/不正解を決めるだけの間違い探しには留まらない葛藤が生ずる。

不親切だったり説明不足なところは多々あり、クリア後に見た実況でもみんなどこかしらで書類不備の指摘の方法が分からず躓いたり、そもそもどこをクリックしたらいいのか分からなかったり…とマゴついていてわかる~という気持ちになった。
それがそのうち「あー、こういう時はこうしたらいいから」とか「今日この違法な人を通しても収支的には大丈夫だな」とか分かってくるのが実際の仕事に似ていて面白いですね。
有志の方がまとめてくれた開発ログも読みごたえがあって大変興味深かったです。いいゲームは裏側もいいもんだ。

・7 Days to End with You

目覚めたあなたは記憶喪失。目の前にいるのは知らない言語を話す赤髪の女性。どこか不思議なその家を彷徨い、彼女の言葉を、新聞の文章を、ラベルに貼られた文章を解読するうち、プレイヤーはあるひずみに気付く。

相手の言葉を自分なりに翻訳しながら進める、ちょっと不思議なゲーム。
エンディングはいくつかあり、自分はおそらく最も平穏で幸せであろうものを見て満足してやめた。飽きたのではなく、それが一番いいゲーム体験になるだろうと思ったからだ。

他の人の感想を見たところ、お話の”黒い裏側”を知ることができるエンディングもあるようだが、あえてそれを見ず、赤髪の彼女が7日間、泥人形のように無知で覚束ない”自分”に真摯にただただ付き合ってくれたという事実だけを堪能したかった。破滅を避けるために行われる無知の迎合は、単なる放棄ではなく幸福への追求だと考えております。

・未解決事件は終わらせないといけないから

上の二つと違い、正直に言うとかなり嫌いな作品。なのでここからは酷評しかありません。
ゲーム部分は、ハサミでバラした新聞記事のように分割されたストーリーの切れ端を繋ぎ合わせていくだけのお飾りで、シナリオこそがこのゲームの本題なのだが、しかしその心臓部分の出来があまりにもお粗末すぎた。ペルソナ5くらいの出来の悪さ。とても喜べるものではない。

もうネタバレとかどうでもいいゲームなんで言っちゃうと、子供を亡くして精神を病んだ女性が、自分の子供と同名の子供が誘拐された事件を見て、「あの子は生きてるんだ!」ってはしゃぎ始めたから、みんなで(本当は子供が返還されて解決したけど)その事件は未解決で、その子供はどこかで生きてるってことにしてウソついてあげようね、っていう集団ウソつきを始めたせいで、その誘拐事件がいつまでも未解決なんですけど?っていう話。

シナリオ上の謎を何もかも精神病のせいにしてんじゃね~~~!メインの語り手が精神病&精神病者を庇う異常者しかいないので、みんなおかしい供述をしてます、って前提があったらなんでも好き放題書けちゃうじゃん!

あとどいつもこいつも取り調べの時にしょうもない理由で嘘ついたりポエム吟じたりしてんじゃねえ。「犀華なんて名前を付けたのがいけなかったんでしょうか、あの子は柳に攫われるように消えてしまいました…。」じゃねえよ取り調べだっつってんだろ。あとなんでみんな必死に代名詞で喋ってるんだ。「母が」「彼は」「あの人は」「その子供は」とか…名前を呼んじゃいけないっていう法律でもあるのか?この世界では。このせいで、かなり早い段階で「ああ、家庭が最低でも2つあるし犀華ちゃんは二人いるな」と気づいてしまい、あとは消化試合だった。

あと最初に出てくる老婆は尋問してる女性警官と同一人物。あと真エンドでは作者が最後にタメになるポエムをくれる。ワケがわからん。ストーリー自体の理解ができないということではなく、これを感動的なビックリストーリーだと思えるその感性が理解不能。世の中的には圧倒的に好評でも、私の中では「ほぼ不評」ぐらいです。「圧倒的に不評」じゃないのは作中のスーツの男たちのグラフィックがエロいから。それ以外にさしたる評価点はない。二度とここの開発のゲームは買いません。思想が合わない。

こんなもんで「どんでん返しのすごいシナリオ」とかほざいてる辺り、ゲーマーって本当にお話ってものに対するハードルが低いよなあと思う。まあ大体のゲームはゲーム性を成り立たせるためにちょっと無理のあるお話になるから、ゲームばっかりやってるとその辺麻痺してくるけどさ。このゲームはほぼゲーム性による制限なんて受けないのに、この体たらくだぜ。推理小説を集めたショートショート集にこれが混じってたら明確にハズレ扱いして二度と読み返さんわ、私なら。

あと韓国生まれのゲームなのに無理矢理日本名にローカライズしないでほしい。法律周りが違うからただただ違和感しかないし、ギリギリ実在しなさそうな感じのネーミングなのが却ってキモチ悪いんですよね。胸を張って元の名前でかかって来なさいよ。

普段はわざわざ👎レビューなんて書かないんですが、クリア後あまりの質の低さにブチ切れて書いてしまった…。それぐらい種明かしの内容にはガッカリしたし、「圧倒的に好評」の文字列に騙される被害者がこれ以上増えないでほしいと思いました。キレすぎだろ。でもそうなっちゃうぐらいクソみてェな出来のお話だったと思うよ…。


・逆転裁判1

有名タイトル・逆転裁判シリーズの記念すべき一作目。
世界観やノリはブッ飛んでいるものの、インパクトの強い登場人物たちと、「た、確かに…」と思わされる巧いギミックの数々には唸らされた。霊能力展開はいらなかったと思…
推理がヘタクソすぎて、「待った!」「待った!」「待った!」とメチャクチャゆさぶってしまった。だってそうしないとムジュンが見つからないんだもん…。

メインどころは全員かわいいし裁判パートはワクワクできてとても楽しかった。文字送りが遅くてかなりイライラさせられたのと、移動の方法が良くも悪くも現実的で、これまたテンポが悪いのだけがかなり気になった。まあ初出がGBAのゲームだし、そんなもんか…。個人的にはみっちゃんがすごくスキ。あざとい~!

「銃弾が事件の前に撃ち込まれたものではないと証明できる事実」に「窓の穴」と返してペナルティ喰らった時だけはちょっとキレそうになったぞ!事件時に窓に穴があれば、酸欠にはならなかったはずじゃん…!?
あとヤハリのアレ(一番最後のやつ)、絶対不要だっただろ。給食費を盗んだ犯人は不明で、三人は仲良し、でいいじゃん!?

荷星三郎さんがエッチすぎて話が入ってきませ~ん!キャー!カプコンのえっち!
あとイトノコ刑事も色々と良くないね♡ああよくない!わいせつ物存在罪でタイーホしたほうが宜しいと思います。警察がそんなエッチなビジュアルでいいと思ってんのかな?甚だ疑問。

…五話こと「蘇る逆転」だけ著しく出来が悪く、途中でやめてしまった…。あの弁当地獄とくどいカウボーイネタはもう結構です。調べたらあれだけ追加ストーリーなんですね。制作陣が悪ノリしちゃったんだろうか。