■コープ
コープ相手「嫌な人にいじめられて困ってるの~」
→メメントスで嫌な人のシャドウを改心
→コープ相手「ありがとう、あなたは特別よ!」
このパターン多すぎるし安易すぎるしいい話ほどこれやってほしくないんですけど……やっちゃうんだな~。これやられるとどんなに素敵風なオチでも陳腐でチープな茶番に見える。
双葉(+惣治郎)、武見、一二三、貞世、岩井、千早、織田がこのパターンだったっけ。多いな。
個人的に、コープ(コミュ)はあくまで対象キャラが主人公からの口添えを受けつつ自分の力で”困難”を乗り越えていくところが良いと思ってるので、改心というチートを使って”敵”を倒してもらうんじゃあつまらないわけですよ…。それアリならもうどんな努力も困難も必要ないわけじゃん?私も世の中の気に入らないヤツ全員改心(笑)してもらって快適な暮らしを送りてえ~特にそんな存在いないけど~~

逆にそうじゃないパターンのコープはいい意味で印象に残りますね。竜司、杏、祐介、ダメ寅の話は面白かったです。杏の「悪いけど、あんた頑張っても2番だから」が好きでした。
特に祐介とダメ寅の話は純然たる悪人が出てくるわけではないのがよい。安易に認められたり罪がなくなったりするわけではないのもいい。
明確な悪人なんていなくてみんな思い思いに生きてるんだ、その中で生まれるすれ違いや失望も人間の生きたやり取りの一種なんだ、ぜんぶ問題解決!するのが素晴らしいわけじゃないんだという、P4をやった時に感じていた良さが垣間見えました。ここだけはね。
ただ女性コープの場合、剛毅と審判以外全て恋人ルートが存在するので、どれだけいい話でも結局最後は無理やり告白に繋げられてしまうのが残念でした。
志帆が新しいスタートを切った!私も嬉しいぜ!あっジョーカーが私に気がないマジ落ち込む
会社が持ち直せそうで私も嬉しいぜ!あっジョーカーが私に気がないマジ落ち込む
本当の自分の演技で新体操頑張るぜ!しゃあっ!告白!
お前らは!主人公と付き合うことが人生の最終地点なのか!?
特に春のコープは途中までは良かっただけに残念でした。春の悩みは食い違いとコミュニケーション不足によって起きていただけだったということが分かり、春とオクムラフーズ社員の未来に少しは明るいものがもたらされそうになったところで「もしかして私たち恋人に見えたのかな(圧)?」とかやるな。せっかく悪人成敗するだけのコープじゃなくて少しは面白かったのに結局恋愛恋愛かいな。振った途端「じゃあ私勉強あるから😒」じゃないよ。オクムラフーズよかったねで締めてくださいよそこは…
コープアビリティとかいう新しい試みはいいですね。
PT外のキャラのコープレベルを上げる理由が増えた。
ただどういうアビリティがあるかは基本的に出てからのお楽しみなので「今そんなもん解放されても…」という悲しきオチになったりもする。
川上のアビリティ、授業サボれるだけの機能とかいらねーよやっぱクソっすね淫行教師はとか思って後回しにしてたらコープ10でマッサージとかいう軟禁猫バイバイの強要素が解放されてビックリしたんですよね。解放されたの1月だったけどね。今そんなもん解放されても…。
占い師のアビリティ先読み占いも、お前それコープ2ぐらいで解放しろよ他コープを差し置いてお前を真っ先に攻略するプレイヤーなんていねえよと言いたくなる。そして微妙火力の織田、もう銃の性能とかどうでもよくなってきた頃にカスタムを勧めてくる岩井、ソウルフードだのソーマだのが出揃ってから農園を解放する春、ゴミの作り方を教えてくれるモルガナ…

こういうのでいいんだよ感あったのはアン殿のおねが~い♡、祐介の複製、明智の具眼、丸喜辺りかな。竜司の瞬殺、武見の薬、芳澤のワイヤー奇襲はちょっとバランスブレイカー感あるが、まあ無いと詰むとかいうわけではないのでそこまでやりすぎとは思わなかったですね。剛毅双子のレベル無視合体は普通にブレイカーっすね。ブレイカーな女ですね
ダメ寅の悪魔交渉スキップは個人的には残念。させろ 交渉させろ たまに失敗するのも楽しいからさせろ

メメントスでシャドウを轢いてやねぇ
メメントスでシャドウを轢いてやねぇ
メメントスでシャドウを轢いてやねぇ
ついでに刈り取る者を倒すのもウマいで!
瞬殺ほんと便利。雑魚戦やると真と双葉に怒られるからやりたくないし。
確かに面白い…だけどこれゲームの面白さかな?確かにレベルは上がるけど…ん?あれ?これ面白いのか?
■ゲーム部分
面白さは大富豪>>>>>>>>>>>>>パレス>メメントス
長すぎクソ単調コピペメメントスについては嵩増し要素として見なかったふりをしておくとして、パレスはキッチリ固定マップが作られた探索が楽しいダンジョン…

じゃないんだな、これが
3Dだからって自由に動き回れると思うなというアトラスのアツい理念を感じる
アトラスのダンジョンっていっつも見えない壁と自分ルールなぁ!私なんてイライラやで!
とはいえワープと毒床がなかったのでアトラスにしては手心がある方だといえよう。
ここ登れると思った?残念登れませ~ん
ここはさっき登れなかったオブジェクトと同じ外見だけど登れま~す
ここの隙間は飛び越えられてやねぇ…ここはそっくりな見た目だけど飛び越えられなくて遠回りするしかないものウマいでっ!
はっきり言ってめちゃくちゃウンザリ
3D空間を自由に歩けると思いきや、サードアイの示した通りに開発の想定ルートをなぞるだけなんですよね。ダンジョンのオブジェクトのルールみたいなものが全く統一されてないのも地味にイライラポイントだと思います。どれが登れてどれが登れないんだ。あと初代バイオみたいに同じフィールドでカメラの距離や角度がガチャガチャ変わるエリアがたまにあり、あーっやりづれーよとなる…

まあとにかく私が言いたいのは、大富豪は神ゲーだということです。
レベルも上がらないしアイテムももらえないけど延々とやってしまう、それが面白いゲームってことなんだ…
RPGの肝たる戦闘部分も、今作はあまり芳しい出来ではなかったと思います。敵の弱点の偏りが著しいとか一部の壊れ技がエグいとかそういう崩壊っぷりというわけではなく、ああなんか前作から要素増えたね、いろいろな要素がバランスよく置かれているね、でもそれだけだね、という感じ。
なんなら似たようなシステムの真Ⅲよりも不自由に思えました。
仲間が一人につき一種類(白明智のみ光闇の二種類)しか魔法属性を持たない、カジャンダが最大でも1段階しかない、ターンを半分消費して次の仲間に順番を回すのができない、辺りが問題でしょうか。P4からだいぶ自由度上がったのにその辺は変わらないんかい。3番目は結構致命的。まさかバトンタッチがその代わりだとか言っちゃうわけじゃないでしょ?
例えば相手に氷弱点も物理弱点も銃撃弱点もいないのに祐介から始まっちゃったときの虚しさ。祐介!私にターンを譲れ…お前メガテンのキャラみたいな顔してるし…ターンをプレスして譲れ……!

弱点ついて総攻撃するだけの雑魚戦は最早Pシリーズの伝統なんでともかく、ゲームの花形であるボス戦がP4と比べて全体的にガッカリでした。
というかイベントバトルが多すぎ。分かります?ボス戦だ!と思って1ターン目にカジャしてコンセして耐久持ちのペルソナに変えて~ってしたらただの勝ち確 or 負け戦イベントだった時のガッカリ感。P4のイベントバトルはりせの影と幾万の真言ぐらいでしたが、今作はやたら多い。

若葉戦も、「おおっ近接攻撃無効&定期的に全体物理を撃ってくるタイプの遠隔ボスだ!試しにテトラカーンを張ったらいいダメージが出たし、マハスクカジャしたら結構避けられる!この作戦で行くぞ!」
と思ったらPTキャラが急に「勝てない…!」とか言い出し、双葉が砲台をくれてなんとかすることに。私の考えた作戦どこへ!そろそろカーン系が必要かなと思ってデカラビアを作ってきた必要どこへ!!!知らんメガネ女が出した砲台なんかより私が苦労して作ったペルソナの方が大事なんじゃあっ!!!

双子戦もジョーカーが無限に食いしばりし出す謎の展開だし、丸喜戦もまともなバトルなのは1戦目だけでそれ以降は実質ただのイベントという肩透かし感。
つーかヤルダなんとかさんも死にかけ状態でクソ長いイベント挟むのやめてもらっていいですかね…。うわっ!知らんアルセーヌが知らん巨大ロボになってなんか大衆に急に応援されて勝った!嬉しくね~~~

なんとかバオト戦、カメラが遠い関係でキャラの声が遠くに聞こえるのがシュールでした。
遠くから聞こえる「ゲットレディ!」の頼もしさに涙を禁じえませんでした(東京都・10代男性)

他は普通のボス戦でしたね…。パレスボスだとマダラメが一番楽しかったかな?
一番アカンと思ったのは↑の若葉、次がオクムラとその手下たちでした。課長と部長の弱点属性的に、はいモルガナと春を入れて下さいね、じゃないといつまで経っても倒せないぜ~?っていう感じになってたのが個人的に嫌だったり。シナリオと合わせたいからってPT強制すな。
ちなみに春は入れずマハサイダイン&念動ハイブースタ持ちのだいそうじょうでゴリ押しました。逆張り!!!

タイイチバトルがちょくちょくあったのは新鮮で面白かったです。
ワイルドだから、できたこと。
闘技場の展開で「真Ⅲのマントラ軍の裁判思い出すなあ」とか思ってたら本当にトールちゃんが出てきて笑ってしまった。まあ真Ⅲのトールちゃんとは違ってゲキレツに弱かったですが…。
最初に手に入る野良ペルソナがピクシーだったり、丸喜が氷川みたいな行動制限してきたり、ちょくちょく真Ⅲリスペクトなところありますねこのゲーム。

タイマン挑んでテトラカーン持ちメルキセデクに完封される明智の図
メギドラ撃ってきたらタケミエールで回復。これが武見内科医院の力だ