P5Rクリアした(感想)(ながい)(わるい)

■キャラ所感
コープ攻略は、
・双葉、千早、双子→MAXにできず…
・真、大宅→そもそも発生してない
・その他→MAXまで完遂(武見せんせーを彼女にしました)

という感じ。

双葉と千早は、12月にさっさとシドウパレスのルートを確保してコープを進めればMAXまで行けたと思うが、早めにルート確保すると決行日まで日付を飛ばされるシステムかと勘違いしてギリギリまでパレスに潜らずにいた結果、非常事態下なので二人ともコープが発生せず間に合わなかった。だって12月初頭に「思い残すことがないよう行動しよう…」的なテキストが出るから!勘違いしちゃったじゃない!

剛毅の双子は12月までしか刑務ができないのを忘れてました。はい。せっかく攻略見ずに8まで上げたのになあ…。まさかギロチンされて居なくなるとは思わないじゃん?

真は全く好みじゃなかったのでコープ発生させてません。戦闘でも加入時を除いたら一度も使ってない。でも結構時間が余ってたから、少しは構ってもよかったかも。
3学期の寒い雪の日の朝、一人校門前に立ち尽くしてる真を見てちょっと申し訳ない気持ちになった。半年以上待ってたんだなあ、君は。これもう現代のハチ公だろ。でもマコト殿はちょっと加入前後の印象が最悪すぎるからさ…。属性相性画面でギャンギャンうるさいし…。
いいじゃん。私が構わなくてもATLUSがいくらでも接待してくれるよ、君の事は。

大宅は存在を忘れてました。悪魔アルカナって誰だろう?まだ出てきてないのか…とか思ってた。ごめんなさい。班目邸前で会った人だろ

~言い訳終わり~


【好きなキャラ】

・竜司
メチャクチャ好き。第一印象って大事だよねーっていう。
後期の加入メンバーは多かれ少なかれ「怪盗団の実績あるリーダー」として主人公を見ているフシがあると思う。しかし竜司は主人公が外聞最悪の一般人だった頃から何の抵抗もなく友人になってくれた存在で、なんかもうそれだけで最高ですよね。カモシダパレスの牢獄で、「絶対助けてやるからな!」と認知存在のバレー部員の顔を必死に覚えようとするところでもう…ホレたわ。あっぱれですよ。

序盤のモルガナは主人公を”使える存在”として褒め、竜司を散々にけなすんですが、嬉しいとかは全然なく、いやあの…何いきなり私の竜司をdisってきてるわけ?お前ジオでボコるわ…という気持ちになりました。ええもう。アトラスはいい加減男友達キャラを主人公の引き立て役にするのをやめろ

コープレベルも真っ先に上げたんですが、その内容がまた良くてね~。
カッコいいぜ竜司よ
殴られようが嗤われようが自身のやらかしの償いと陸上部の将来のために奔走する姿
私がジョーカーなら頬を濡らすね

中盤以降のチンパンジーっぷりについては幻滅というよりかわいそ…って感じでしたね。ライターの力量がスライム並なのはもう重々分かっていたので、あーあ、話動かすためにバカキャラにされてんな…という悲しみだけがあった。でもPTからはずっと外しませんでしたよ。世界がどんなに竜司を歪めようが私はずっと味方だ…
分かりやすいバ火力物理も頼もしいし、戦闘後の「ヘッ、ダッセー奴ら!」も癖になる。アン殿と仲良いのも微笑ましくていいですね。

三学期辺りからはだいぶ理性を持ち直すので、そうそうこれこれ!となれてよかった。
丸喜の作った世界で、竜司が陸上部の二人と一緒にいるのを見て、あの…私の竜司なんですけど……あの…🧠🎆となんともいえないショックがあったので、割と本当に好きだったのかもしれません。

戻らないでくれ…


・アン殿
惣治郎も言ってましたが良い子ですね。ゲットレディ(笑)ヘイ、ホールドアップ(笑)
あなたが帰国子女とかって…嘘ですよね?と言いたくなる壊滅的な発音といい、終盤のアホみたいな火力といい、何かとクセになるかわいさがあるキャラだと思います。何かとエロネタでいじられがちなのは恋愛アルカナの宿命か。

天賦の才を持つ相手に敵わない人物が、努力で追いつこうとする…という話はよくありますが、その逆は比較的少ない気がする。何の努力もしなくても美人でいられる天然の素材が、そうではないが努力型の人物に触発されるというのがこの人のコープの話。
ここで「生き汚く努力しなきゃいけない人間って可哀想」とか「自分はもうモデルやれてるからいい」とはならず、自身を顧みて(方向性はアレだが)改めて自分磨きを始める辺りが本当に人間のできた娘だと思います。

まあ…彼女にするかと言われたらしないけど…
この人の場合、家族や本人の趣味といったバックボーンがあんまり見えないのがなかなか勿体ないところだと思う。一緒にアレコレやるビジョンが見えないというか。
コンセントレイト大炎上で各地のパレスを灰燼に帰すビジョンは非常によく見えるので、SP切れしない限りはずっとPTにいてもらいましたが。
ペルソナは一つのパラメータに思いっきり偏ってるキャラの方がなんだかんだ使いやすい。

マイパレスで杏が明智としてるこの会話好き。
使ってる本人も気品がないと思ってたのか、カルメン…


・祐介
一人だけメガテンみたいな顔してるな、が第一印象でした。新田勇の親戚…?
まあ死亡遊戯覚えるし、直線的な脚とか下睫毛の感じとかシンプルな髪形とかローポリっぽい服装とか、メガテン意識してデザインされてるのは間違いないでしょう。多分。

そのせいか真Ⅳの衣装が異様に似合うのでずっと着せていた。ほら…フォックス形態だと顔隠れちゃうし…そしてP5DのATLUSセレクションもメチャクチャ似合ってて笑った。隣で合体事故起こしてる半裸のジョーカーはなんなんだよ

良くも悪くも常識人なキャラがほとんどなこのゲームで、変な選択肢を選ぼうが主人公が変なことしようが常にその斜め上を行く変人さを醸し出してるのが印象的でした。怪盗団キャラの中では竜司と並んで好きなキャラでした。

変人だからこそ出せる容赦のないセリフ群が好きでした。
家出から帰還したモルガナが自分は役立たずで人間に戻れるか分からなくて云々~みたいなことほざいてるときに「誰がお前のために怪盗を?俺は自分の見識を広げるためにやっている」って返すの好き。そりゃそうだ

怪盗団に対する帰属意識はかなり薄いキャラだと思います。怪盗活動はあくまで自分のためにやってるんだ、誰がどう言おうが美しくないことはしない、という。文字通りの美学というか。
だからこそ作中で他人からの評価ばかり気にして破滅的な行動に出る真やモルガナに容赦なくツッコむ。他人にどう思われたいかじゃなく自分でどうありたいかを道標にする、という点で一貫しているのがとても良い。

ただ、絵画は他人が見てナンボであり、自己満足で描いてちゃいけないよ、ということがコープでは取り沙汰される。祐介の美学の長所と短所をキッチリ描き切っているのがこのゲームのいいところ。

美や食といった、自分が渇望するものへの飢えがこの人のキャラ造形のテーマなんでしょうか。おいしい飯を食え…いい絵を見ろ……
とはいえ境遇が境遇なのでカネがなくて、ボロい寮で茹でダコになったりしてるのがフフ…その…下品なんですが……

班目周りの屈折した感情はよい。
育ての親だけどクズだ、クズだけど育ての親だ、っていう相反する認識にずっと揺さぶられ続けているのがリアルだと思います。春もだけど、パレスができちゃうような歪んだ大人であっても、長い間そばにいた過去がある以上、ただの悪人だと割り切れはしないわな。
(…竜司からも杏からも三島からも一切の擁護が出ない鴨志田って……)

とにかく好きなキャラでした。
夏休み、かなりの頻度で家に来て笑った。エアコンの風浴びたいだけだろ!

個人的な想像ですが、当初の予定では祐介と一二三は怪盗団入りしたのち、悪い方向に進みかけていた怪盗団の在り方に決定的な変化をもたらすキー的な役割だったのではないでしょうか。秀尽(囚人)高校に対して洸星(更生)高校だし。一二三がPTキャラからコープキャラへと変更され、かつ正義の怪盗団の方向にシナリオが舵を切ってからその設定は消滅した、みたいな。祐介がやたら美学美学連呼するのも、怪盗団の中だと比較的知性的なのも、美学を失った怪盗団に反旗を翻して是正する役割だったからなのかも、とかいう根拠のない妄想でした。


・武見

P4では純潔プレイを貫きましたが、勝てなかったよ…武見先生には…ということで彼女になってもらいました。うーん美しい。かわいい。私服のセンスはどうかと思う。

P4は彼女候補が同い年か年下のキャラだけだし、全体的に所帯くさくみんな仲良し~な雰囲気だったし、何より足立がいるし(?)ということで彼女作らなかったんですよね。P4Gのプレイ記の方にも書いたけど、想い人が死んだ陽介や寡夫の堂島さんの横で主人公だけ青春パーリナイするのも気が引けますしね。P5はそんな深く考えなくていいやということで解禁。

クールなツンツンキャラが実は優しくて…っていうのは王道の良さがありますね。コープの初っ端から狭い密室で二人っきりっていうのも最高だし、怪しい薬を買いに来た主人公の目的を訝しむ武見を何とか説得しつつ、お互い探り探りで距離が縮まってくのがブリリアントだったりする。

それだけに、メメントスを使ってお悩み解決しちゃうのは惜しかったなあ。まあ新薬の完成自体は主人公の犠牲と武見の技術のおかげなんで、それ以外の行為も無駄ではなかったんだけど…。新薬の確かな効果が他の医者づたいで広まり、大山田の妨害を押しのけることができた、とかじゃダメだったのか。というか治験やってるのって主人公だけだったりする?そんな薬があっていいのか?

PT外のコープキャラの中ではかなり解禁が早いキャラでもあります。私は物語の序盤から力になってくれるキャラを無条件で信頼する(熱い先行者利益)
まあコープMAXにしたあとは全然会いにいけなかったんやけどなブヘヘヘ
(恋人とのデートは時間経過なしで見られるとかにしてくれないかな…もしくは足りてないステが上がるとか…)

はい…私は恋人の武見より釣り堀のポイントを優先した悪い人間です…


・芳澤

正直二学期までは微妙な印象で、うわっこの子の話つまらなすぎ…?ってなってました。
ごめんね。
キャラも不自然というか、あーP4Gのマリーがあんなん(婉曲表現)で大荒れしたから、P5Rの追加ヒロインは毒気のないキャラにしたんだなーなんか造られた人格って感じ~とか思ってましたってば。ごめんなさい。ちゃんと意味があったんですね~…

主人公芳澤明智のPT新鮮で面白いなーとか思ってたら秒でその期間終わって泣いた。
彼女のペルソナがサンドリヨンなのは、いつかは変身が解けてしまうからってことなんですかね。しかし夜中の0時を過ぎたら、いずれは夜明けがやってくるわけで…

進化ペルソナのヴァナディース。
思いっきりジョーカーに影響されてません?分かりやすき女…
にしてもいいデザインだなあ今までの女性型ペルソナの中で1番好きかも…とか思ってたら次の日に別のペルソナに進化して笑ってしまった。なんでだよ使わせろよ~

というかそもそも三学期の行動可能な日付が少なすぎる。1月も1週間ぐらい仲間の様子見に行くので潰されるし、他にもイベント山盛りだしで、自由に使える日が実質的に2週間程度しかない。P4Gもそんなもんだったけど。もしかしてアトラスは2月はバレンタインデー、3月はホワイトデーの一日ずつしか存在しないと思ってるんじゃないスか?

この服似合っててかわいいなあ、すみれだから菫色なのかな~とか考えてました。
まあこれ以降二度と着てこないんですけどねアハハ…
コープMAXにしてたら3月の見送りの時に着て来てくれる、とかだったら素敵だったのになあ。まあ実際はえらく呆気ないお別れでしたが。もっとなんか…

「私、やっぱりまだまだダメですね」
「かすみのフリしてた時期、黒歴史にしちゃいたいのに、先輩との思い出だって思うと忘れられなくて…」
「お別れするぐらいなら、またあの頃に戻りたいなあ、なんてこと考えちゃうんです…ワガママですよね」
「…私、もっと強くなりますから。新体操で…すみれとして全力で演技して、テレビでも新聞でも載ってみせます。そうすれば離れてても、先輩に見ていてもらえますよね」
「あ、新幹線…来ちゃいましたね。また…会いましょう、先輩」

みたいなのがあってもよかっただろ!!
(我ながら童貞力の高い文章だ)